成道会〜仏の子ども会でした。

師走ということもあって子どもさんは少な目でしたが、奈良からご家族でお参りくださるかたや、初めて来てくださる方もあり、とても賑やかで楽しい会になりました。

ご法話はお釈迦さまのお悟りについてお話しました。

何不自由もない太子が、「なぜ生き物は食み合うのか」、また、我が身が老、病、死によって苦しんでいかねばならないことを悩み、どうにかして、この苦しみから逃れる道はないかと全ての生き物が幸せになることのできる道を求め、出家された経緯をお話しました。

そして、苦行の末、身体を痛めつけることでは心は救われないことに気づかれて、菩提樹の下で静かに瞑想され、49日目の夜明けの明星が輝くとき、遂にお悟りを得られて、少しの心配や、悩みのない、智慧(本当のかしこさ)、慈悲(本当の優しさ)を得られました。

お釈迦さまのお悟りとは、自身のいのちと他のいのちの差別が一切ありません。だから、どんなに小さないのちも自分と全く同じように慈しむのです。

そして、仏さまになられたお釈迦さまは、わたしが悲しく、寂しいときは、自分も全く同じように悲しみ、寂しいのです。

それがお釈迦さまのお悟り、本当のかしこさ(智慧)、本当の優しさ(慈悲)です。

お寺では楽しいことをたくさんします。けれども大事なことはこのお釈迦さまがわたしに身をもってお示しくださった、智慧と慈悲のお心をお聞かせいただくことだと先生は思いますとお話を締めくくりました。

少し難しいおはなしだったかもしれませんがみなさん最後まで聞いてくれました。

その後は絵本、『しゃっくりガイコツ』を読み語り、手遊び、ご門徒さんによるギターなど盛り上がりました。

そして、お楽しみのたこ焼きパーティー!!

みんな張り切って作ってくれました。

熱々のたこ焼きは美味しくてみんなでハフハフ言いながら食べました。