正信偈の会の様子です。
「天親菩薩造論説〜」からの講義でした。
唯識の説明は結構難しく、皆さんポカン(わたしもポカン)とされていたので、住職が補足として、「ジョハリの窓」の話をしてくれました。
人間の心には四つの側面がある。
①自分も他人も知っている心
②他人は知らない自分だけが知っている心(秘密の心)
③他人だけが知っている自分の心
④自分も他人も知らない心(仏様だけが知っている心)
このジョハリの窓の話をきくとみなさん、深く頷かれていました。
なんまんだぶつに出会うとこの、自分にも他者にも知られていない心があぶり出される。
暗闇が暗闇であるときには真っ暗でそれが何であるかはなにもわからないが、ひとたび光がさすとそれはピカーッと明るくなるのではなくて、ずっとそこにあった幾千もの「埃」が見えてくるのだと聞かせてもらいました。 坊守