林好子先生をご講師にお招きしてのアレクサンダーテクニークのワークとても素晴らしかったです。林先生の表情がとってもイキイキしていて、タッチされて姿勢を直される時に、とても気持ちのいい波動に覆われます。
私は背骨の感覚をとらえ直し、骨格のスペースを伸ばしてもらったことで、首がしゅっと伸びて、歩くのがとても楽になりました。
サバイバルという視点でresponsibility 責任を持った行為、刺激に対する自動的な反応を脱し,より適切な応答を自分で選ぶという創造的な行為をサポートする営みという考え方にとても共感しました。
動物との比較で、人間特有の時間感覚のせいで、成功体験や失敗体験の反応を何度も繰り返してしまうというのが興味深かったです。
住職
〜坊守感想〜
アレクサンダーテクニークの面白さはなかなか人に伝えにくい。でも、本当に素晴らしいと感じたワークショップだった!この感動よ!伝われ!
体験したものだけがわかる面白さだ。
その場や人によって起こってくる現象に応じて実験的に反応を選択していく自由。
こうでなければならないというパターンからの解放。
尻尾を振ろうとするのとただ振れているのとは明らかに違う。
触れる手はさまざまな情報を身体から受信する。
手は優秀な受信機で、身体はわがままな発信機。
習慣やくせを禁止したり、直したりするというのではなく、選択肢を増やして自由になるということ。
習慣が「わたし」であるということもある。NOと否定しなくてもよい。
ケアについて
相手の状態やなにを求めているかを確認せずに与えようとしたり、任せたり、よりかかってもお互いがしんどくなり支えあえない。
身体においても、わたしはわたしとしての責任を持つことは、相手を信頼していることにもつながる。
ケアといえば、相手を救うために自己犠牲を伴うというように錯覚しているけれど、本当は相手の反応にまで自分が責任をもつことはない。
お互いが自分の心身に責任をもつことで充実したケアが成り立つ。
そのことを身体ワークで体験的に学ばせてもらう。
まだ上手く言語化できないが、ワークを受けて浮かんできたものをそのまま書いてみた。
もう少し熟成したらちょっとは伝わりやすい形式になるかもしれない。
今回の講師、林 好子先生と澤中 道全先生のファシリテートのおかげで、目から鱗の連続の素晴らしい学びとなった。
ありがとうございました。