DPCA研究会 プラス エンカウンターグループにスタッフ3名と妻を別にして8名の方が参加して下さいました。バックボーンは多様で臨床心理士に臨済・曹洞の禅系、東西本願寺の浄土系の僧侶・一般の方々が来られました。

エンカウンターグループまず理論学習の時間には、DPCAの提唱者である西光義敞先生の紹介をかねて小論「仏教カウンセリングとトランスパーソナル」を輪読しました。臨床心理の世界ではトランスパーソナルは
怪しいという印象を持つ人が多いという生の声も聞かれました。
でも自己超越、個を超える領域を含むところが仏教カウンセリングの独自性なわけで、そこをうまく伝える工夫が必要だと思いました。そしてカールロジャーズのパーソナリティ変化の6条件などをおさらいしました。
実践の時間では、二人ペアでお互いを紹介しあう他己紹介をやったあとエンカウンターグループをはじめました。それぞれの居場所を自由に語り合える雰囲気がよかったのか、宗派を超えてふかい共感の場が生まれました。やりたくてやる、無理やりやらされる、自分の思ってもいないところで成果がでるなどなど語りながら、不思議な縁がつながってかけがえのない一つのグループが生まれました。懇親会にもたくさんの方が参加して下さり、仏教・心理療法の話題で大いにもりあがりました。またやってほしい、参加したいとの多数の声がでてありがたいことでした。
明日は西光義敞先生のご自坊の万行寺にて十三回忌の法要に出席してきます。先生のやむことのない還相回向のはたらきに今、
出会わせていただいています。        合掌