先日、西念寺において第二回D.P.C.Aの理論学習とエンカウンタグループの集まりを行いました。IMG_0251

理論学習では「親鸞の対人的態度と人間観」を輪読しました。禅宗の澤中さんと相談しましたが、この論文は弁円の回心などが取り上げられており、身体的で禅宗の方にも面白いのではないかということで選びました。弁円の回心とは害心をもって親鸞のもとを訪ねたが、親鸞の自然な態度を前に、心中の鬱屈した思いを話して、劇的に回心したという『御伝鈔』にある故事です。おおざっぱでディテールが少なすぎて、どういうきっかけで回心したのかが分かりづらいとか、歎異抄なんてよんだことないよ、という禅宗の方の意見がありました。またカウンセラーの方が自分に対する怒りを聞くことができたとしたらすごいという話
もありました。
教義ではなく親鸞の態度というところで、いろんな視点からお話ができたのはありがたいことでありました。「一期一会」ということばのように、今ここしかない瞬間に人と人とが本来性の深いところで出会うためにはどういう在り方でいればいいのかということを思わせられました。どうすればという「行為・技術」ではなくどうあればという「態度」というところがミソですね。
エンカウンターグループでは、だんだんとどんなことでも話てもいいんだという空気感が共有されたのか、心を開いてお13199359_652436104910796_1707098374_o話して下さる方が増えた気がしてうれしかったです。衝撃的な一言もありましたが、それを受け止めて変化していける場なのかが問われて面白かったです。次回も皆さまとの出会いを楽しみにしています。新しい方も一歩ふみだしてぜひお越し下さい。

尊いご縁をありがとうございました。 合掌