澤中 道全和尚によるアレクサンダー・テクニークでした!!

今回のテーマは「feet・foot」、足。

はじめに、キンの音を最後まで聴く、たどるところからスタート。

次に禅宗の坐禅の合間にする「経行きんひん」を参加者の禅宗の和尚さまよりレクチャーいただいた。

一息半歩でゆっくりゆっくり歩いていく。

歩くことにこんなに集中したことはあるだろうか。息と歩くことのタイミングは合わず、必死である。

なんだかゆっくりすぎてまどろっこしい。

つぎに足を「打つ」というのをやってみる。

能などでよくタンっと足を打ち鳴らすあれのようなかんじ。

高木正勝さんのプリミティブなワールドミュージック(初めて聴いたけど素晴らしくひかれる音)をバックにアフリカンダンスのように各々が自由に動き回り足をふみ鳴らす。

近所迷惑にならんか少し心配もよぎるがもうどうにでもなれ!と思い切り打ち鳴らす。タンタンタタン!

そして、横たわる。

音楽は先程のリズミカルなものではなく、穏やかな波の音。

私たちは海の底にいるのだ。

そこから進化するようにゆっくりと立ち上がる。

初めて歩き始めるように。

足がしっかりと地面についている。

足の指一本ずつをちゃんと感じられる。

ああ、歩くってこんなに感動的で嬉しいことなのだ涙。

参加者のお一人が面白いことをおっしゃった。

もしかすると、ああ、あの場所へ行きたいという思いが先行して、二足歩行へと進化を遂げたのかもと。

たしかにたしかに。

足をどうにかして立ちたいと足ばかり意識しているものよりも、「あそこのきのみたべへたい!!」などという思いや願い先行型がより早くに歩き出したのかもしれない!!

その後、足の骨が実際どうなっているのかを模型で確認する。

現地に戻って確認だ。

自分が思っているよりも

指の骨は長く、足の甲はアーチなのだ。

そのほかも聞いたけど忘れてしまった。記憶力のある方におまかせする。

その後アレクサンダー的足のマッサージをして、今度は逆に海の底から進化して立ち上がり、歩き、足を打つ。

薄明かりの中影のように浮かび上がる。

足を打ち鳴らす人たち。

それぞれがそれぞれの個性的な動きをして面白かった。

やっぱ身体を思うままにするって楽しいな。

舞踏やダンスがきになった。

なにかに同調して身体が震えたり、揺れたり、動き出すって素晴らしいことじゃないか。

そんなことをぼんやりおもった。

そして、どうぜん和尚曰く、「今覚えたことを全部忘れましょう。身体に記憶されているから」と。忘れるのは得意だ。

意図してこのようにしようと強く思いすぎることで余計な力が入り、思うようにできないことってある。

今回もとても面白いワークだった。

一緒にすごしてくれたみなさん、ありがとうございます!

どうぜん和尚、ありがとうございました!! 坊守

https://www.facebook.com/events/298166207487188/?ti=icl

より